ベンタナ XTシステム ベンチマーク
免疫染色の完全自動化がさらに進化、in situ Hybridization も自動処理
「ベンタナ XT システム ベンチマーク」は、免疫染色におけるベーキング・脱パラフィン・抗原賦活化から核染色までの一連の工程をランダムアクセスで処理する全自動システムです。
脱パラフィンや抗原賦活化などの自動処理の指示がスライドごとに可能で、今まで抗原賦活化の有無によって、非常に手間と時間のかかる染色作業の分割もなくなり、一度に処理できます。
臨床的に必要とされるウイルスなどの煩雑なin situ Hybridization(ISH)も同時に自動処理が可能です。
非常に簡単な操作性と優れた染色性・再現性には定評があり、検査の標準化と効率化を実現します。
概要
※1)一次抗体 メニュー 約150種類の一次抗体を用意しています。
また、従来からお使いの一次抗体も使用可能です。
※2)Probe メニュー EBER,HPV High Risk,HPV Low Risk,Kappa,Lambda,HER-2/neu
特長
優れた染色結果と再現性
エアミキサー、液体カバースリップ、ジェット・スライド・ウォッシャーなどの最先端技術により、あらゆる染色工程にわたって、正確、精密に反応条件がコントロールされていますので、偽陽性/偽陰性の発現を最小限に抑え、染色ムラのない再現性の優れた結果が得られます。
自動化の範囲
IHC:ベーキング、脱パラフィン、熱処理や酵素処理などの抗原賦活化から、一次抗体分注、発色、核染色までの一連の工程をランダムアクセスで自動処理
ISH:脱パラフィン、熱処理などの前処理からプローブ添加、変性、ハイブリダイゼーション、洗浄、発色、核染色までの一連の工程をランダムアクセスで自動処理
IHCとISHの同時処理
「ベンタナ XT システム ベンチマーク」は、IHCとISHを同時に処理することが可能です。
モジュール式
1台のシステムコンピュータから最大8台まで処理モジュールの連結が可能。
各施設に応じて段階的に導入が可能です。 各モジュールは個別にコントロールできるので、処理中でも他スライドの処理を開始することが可能です。
別売りの特殊染色モジュールを連結させることで、特殊染色の異なる染色法もランダムアクセスで同時処理できます。
バーコード管理&簡単操作


試薬とスライドをバーコードで自動識別、管理するので、セット位置の入力も不要です。 すぐにスタートでき、操作は簡単。 また、試薬の有効期限、ロット番号、残量なども把握でき、品質管理も容易に行うことができます。
操作はスライドにバーコードを貼付するだけ。 あらかじめバーコードが貼付された試薬とスライドをセットし、「RUN」キーを押すだけで処理がスタートします。 今までかかっていた膨大な手間はまったく不要です。
優れた処理能力
1モジュール当たり
IHC : 30スライド/ 最短約90分
ISH : 30スライド/ 最短約5時間
FISH: 30スライド/ 約15時間
FIHC : 30スライド/ 最短約25分
テクノロジー
検査の標準化と効率化を追求するベンタナ・テクノロジー
ベンタナ独自の様々なテクノロジーは、現代のダ・ヴィンチとも評されるアリゾナ大学の病理学者Dr.Groganのアイデアと高い技術と経験を持つスタッフによって開発、実用化されました。

エア・ミキサー
正確にコントロールされたエア噴射により、試薬を確実かつ均一に撹拌し、反応性を高めます。 それによって染色ムラをなくすだけでなく、反応時間を短縮することができます。

液体カバースリップ
組織と反応液をオイル状のカバースリップによってカバーすることにより、蒸発を防ぐとともに、スライド表面の反応温度を安定に保ちます

スライドヒーター
個別のスライドヒーターを採用しているので、スライドごとに脱パラフィンや抗原賦活化の指示が可能でベーキングも可能となりました。
システムによる脱パラフィンは、熱をかけることにより、パラフィンを溶かせて浮かし、それを洗い流すという方式で行います。

ジェット・スライド・ウォッシャー
切片が剥がれないようにやさしく、かつ効率良く洗浄し、不要な未反応試薬を除去することによって、バックグランド染色を低減します。

バーコード管理の試薬
試薬は、バーコードによって試薬の種類やロット、有効期限、残量などを自動的に管理します。
仕様
| 項目 | 詳細 | |
|---|---|---|
| 寸法(W×D×H) | ベンチマークXTモジュール | 88.9cm×66.0cm× 153.0cm |
| 設置スペース | 109.3cm×81.2cm×191.1cm+コントロールシステム(PCラック) | |
| 重量 | ベンチマークXTモジュール | 175Kg |
| 一括処理枚数 | 1モジュール当たり | 最大30スライド |
| 試薬設置数 | 1モジュール当たり | 最大35種類 |
| 接続モジュール数 | 1システム当たり | 最大8モジュール |
| バッファータンク数 | 7種類 8タンク | EZ Prep, LCS, SSC, Reaction, CC1, CC2, Option, 補助タンク(EZ Prep, SSC, Reaction) |
| バッファータンク容量 | 1モジュール当たり | 6L×6個、3L×2個(CC1, CC2) |
| 温度コントロール | スライド表面 | 37℃~100℃、(ヒーターOFF可) |
| 処理能力 | 1モジュール当たり | IHC:30スライド/最短 約90分 ISH:30スライド/最短 約5時間 FISH:30スライド/約15時間 FIHC:30スライド/最短 約20分 |
| 自動処理範囲 | IHC:ベーキング、脱パラフィン、抗原賦活化(熱処理)や酵素処理などの前処理から抗体添加、発色、対比染色まで | |
| ISH:脱パラフィン、前処理からプロープ添加、変性、ハイブリダイゼーション、洗浄、発色、対比染色まで | ||
| 操作サイクル | ランダムアクセス | |
| 定格電源 | ベンチマークXTモジュール | AC100~120V、6A、50/60Hz |
| コントロールシステム | AC100~120V、14A、50/60Hz | |
| 設置環境 | 室温20~32℃、湿度10~90%、水平な床面、日光や空調機の風が直接当たらない場所 | |
一般医療機器/特定保守管理医療機器 医療機器製造販売届出番号:13B1X00201000043
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