製品紹介 お客さまの声 - 臨床用システム(免疫染色)

お客さまの声 - 臨床用システム(免疫染色)

久留米大学病院 病理部

久留米大学病院 病理部 河原 明彦

氏名:河原 明彦

ご施設名:久留米大学病院

ご所属名:病理部

施設紹介

久留米大学は、昭和 3年に九州医学専門学校を設置し、昭和 27年には医学部を開設、近年においてはバイオ統計センターなどが開設され、70余年の伝統を重んじ、その一方で新しい学部や学科が開設されています。 本学の位置する久留米市は九州の北部、福岡県南西部にあり、市の北東部から西部にかけて流れる九州最大河川の筑後川に抱かれた水と緑の街で、久留米ラーメン、屋台、焼き鳥屋の多い街としても知られています。
病院病理部は鹿毛政義教授のもと、10名の臨床検査技師と 2名の技術スタッフで構成され、久留米大学病院と久留米大学医療センターの病理検査を行っています。 日常の仕事としては、組織標本作製、免疫染色、特殊染色、術中迅速、細胞診検査などの一般的な業務を行っています。 その一方で、文部科学省の21世紀 COEプログラムの中の“癌の分子標的治療研究”に関して、免疫組織化学を中心とした仕事を行っています。

ベンタナシステム について

病理部で使用しているベンタナ染色システムの種類は、HX-ベンチマークです。 導入した大きなきっかけは、人為的誤差をなくし、安定した染色結果を病理診断に提供するべきだと思ったからです。 手染めで複数の標本を染めていたときは、煩雑になりやすく特に発色における個人差がありました。 導入後は脱パラから核染色まで行えることにより、作業効率はよくなり常に安定した染色性を得ることができています。 操作に慣れるまでの戸惑いやランニングコストがやや高いので、使いはじめは抵抗を感じていました。 ですが、近年では Her-2蛋白を始め、CD20やKIT蛋白の検出は治療上重要な factorとなっており、免疫組織化学は組織診断に必要不可欠なものとなっています。 つまり、ベンチマークを使用することで質の高い病理診断を臨床側あるいは患者様へ提供できていると思います。 また、豊富な検出キットと関連試薬があるため、研究抗体にも対応でき、病理診断だけでなくさまざまな研究や細胞診標本を用いた免疫染色が可能となってきています。 アフターフォローに関しては全く問題なく、テクニカルサポートが充実しているといっても過言ではありません。

文 献

Kawahara Akihiko, Harada Hiroshi, Yokoyama Toshiro, Kage Masayoshi. p63-Expression of Clear Myoepithelial Cells in Epithelial-myoepithelial
Carcinoma of the Salivary Gland. Cancer cytopathology 2005; 105: 240-245

久留米大学病院 病理部 - イメージ

青森県立中央病院 病理部

青森県立中央病院 病理部 - 桧山 美佐江

ご氏名:桧山 美佐江

ご施設名:青森県立中央病院

ご所属名:病理部

施設紹介

青森県立中央病院は、陸奥湾を望む青森市東部に位置し、「県民の健康をささえ、安全で高度な医療を提供し患者さま中心の心あたたかな病院:ハートフルホスピタル」を病院理念とし、診療科目 24 科、床数 716 を構える総合病院です。

当病理部は、今年度(平成 18年 4月 1日)より臨床検査部から独立し、病理部となりました。 病理医 1 名(応援医師 1 名)、細胞診指導医 2名(臨床と兼務)、技師は 6名(うち 4名は細胞検査士)です。 年間病理件数は 5,400件、細胞診は 2,300件で、これらのルーチン業務の他に臨床写真(人物や臓器)、剖検、腎生検などの蛍光抗体や電顕にも対応しています。 免疫染色は VENTANA を導入後増加して、現在では月に 200 ~ 300枚程度の染色を行っています。 また、医局研究のために、多種多様な免疫染色の依頼を受けることもあります。

ベンタナシステム について

免疫染色はいまや病理診断に欠かす事のできない手法の 1つとして認められ、その有用性に対する評価はますます高まってきています。

当院では、 2001年にベンタナ NexES システムが導入され、2004年からは、 HX システムベンチマークを 2台使用しています。 以前は、用手法で免疫染色を行っており、湿潤箱を何個も重ね、 1枚 1枚スライド切片周囲の PBSを拭き取っていたことが思い出されます。  PBSの洗浄や各抗体の反応で免疫染色につきっきりの操作が必要でした。 また、一次抗体は over nightで反応させていたため、仕上がりは早くても翌日でした。

システム導入のきっかけは、まったく突然で「 VENTANA のデモ機がくるから、染色してみて」という部長の言葉でした(今、考えるとこの選択は非常に的確だったと思います)。 免疫染色が部分的に自動化されていることは知っていましたが、すべての過程を自動染色できる装置があるとは驚きでした。 染色時間は 1時間半から 3時間あまりで、脱パラフィンから核染色までのすべての過程が行われます。 私たちは、ラベルを貼り、スライドと試薬をセットし、 RUNさせたら、終了を待つだけです。 その間は検体処理や薄切などに集中して仕事ができ、時間を有効に使えます。 病理検査は一番自動化が遅れている自動化しにくい部門で、当初は不慣れなためバーコード管理されているシステムに大変な戸惑いを覚えました。 しかし、有効期限や残量についても、画面表示やエラーメッセージとして教えてくれるので、試薬管理はとても簡単です(残った試薬は少々もったいないですが・・・)。 また、用手法の免疫染色では、各ステップの手技や抗体にどれほどの知識を持っているかで、染色結果が異なってくる傾向がありますが、自動染色では誰が染色しても同じ染色性、また再現性の優れた結果を得ることができます。 それに加えてこのシステムでは細かいプロトコールの設定が可能で、納得のいく染色性を追求できます。

アフターフォローに関しては、トラブル発生時にカスタマーサービスに電話すると、学術的なことや機械的なことに丁寧に答えて頂いています。 また、特殊な一次抗体(ベンタナ製品ではないにも関わらず)の質問に、海外まで範囲を広げて検索して頂いております。

現状では、 VENTANA システムなしの免疫染色は考えられないと言っても過言ではありません。

染色例 (乳腺)

青森県立中央病院 病理部 - イメージ

社会保険山梨病院 病理部

社会保険山梨病院 病理部 - 磯野 満

ご氏名:磯野 満

ご施設名:社会保険山梨病院

ご所属名:病理部

施設紹介

青当院は創立昭和 22年 5月 1日、北に八ヶ岳、南に富士山を臨む山梨県の中心、甲府市北に位置し、甲府駅より徒歩 10分程度の盆地特有の気候、いわゆる夏暑く冬寒いさという良立地条件の基に建つ、社団法人全国社会保険協会連合会が経営主体とする一般 210床、検診センターを併設した近代的な建物とは言いがたい、増改築を繰り返し迷路の様な病院です。 職員数 285名、診療科は内科・外科・産婦人科を含む 7科であり、専門外来として血液内科・肝臓病・糖尿病・乳腺外科など 8科を実施しています。 急性期患者様を主に治療することを目的とし、患者様一人一人の人権を尊重し適切な医療を提供したいと考えている病院です。 その中で我等が病理部は、常勤病理医 1名、非常勤医 2名、技師 2名事務員 1名により、患者様のため日々、迅速・丁寧・向上心を基本理念とし業務を遂行しております。 検査内容は、一般病理組織学診断をはじめとし、免疫組織化学・術中迅速診断・電子顕微鏡・外部受託・一般および婦人科細胞診に加え、定期的に腹部超音波検査の補助を行っております。 年間の主な検査検体数は、病理組織検査 3,700(生検材料 2,250、手術材料 1,450)、免疫組織化学検査 100、迅速病理診断 100、細胞診 9,700件であり、小スペース・少人数で大容量の業務を行っています。 昨年末導入されたベンタナ自動染色システムにより業務の幅が広まり、今後このシステムをフルに活用し、免疫組織学的応用(二重染色)なども試して見たいと考えております。

ベンタナシステム について

導入機種; EX- IHC
主に、免疫組織化学的検査の自動化を図るため昨年末導入しました。 免疫組織・細胞診化学的検査は以前より用手法にて実施していましたが、実施検体数はそれ程多くはありませんでした。 しかし、抗体によっては不安定で一定レベルの染色性を導き出すことや、染色精度を維持する事が難しいものがある事に加え、ある程度染色に時間と作業労費を費やすことから、少ないスタッフでの日常業務で負担になっていました。 また、近年専門外来患者数の増加に伴い病理医からの染色依頼が増えたことや、縮小手術による早期退院から臨床医より結果報告の要請が早まった事などが導入のきっかけとなり、以前より免疫組織化学的検査の自動染色システムについては興味がありました。 全国社会保険病院での病理研究班委員を行っていた事も幸いし、多くの情報を得ることができ、稼動見学や実際に使用している施設からの意見も多く聴く事ができました。 当院では、限られた設置スペースや規定価格の中で機種を選択するのは容易ではありませんでした。 しかし、ベンタナ EX-IHC をデモ依頼した際に ベンタナ社の営業担当の方よりアドバイスを頂き、導入における問題点が 回避でき、何よりデモを始めてからも、幾度となくこの山梨の田舎まで足を運んでくれた事、電話による不明点のフォロー体制が整っていた事などが本機種導入を決定付けました。

導入してまだ 4 ヶ月足らずですので、機種に慣れるのがやっとであり、試薬キット類についての評価はできませんが、導入前に比べ、作業負担が軽減された事から時間に余裕ができ、空いた時間を他の業務にまわす事ができる様になりました。 免疫組織化学の主な検査材料と抗体の種類は、乳腺「ER、PgR、Mib-1、HER-2」、リンパ節「 L-26、UCHL-1、CyclinD1、Bcl-2、Lambda、Kappa 」で、用手法での染色性に比べ染色ムラや部分的な共染が無くなり、良好な染色態度が得られ、また試薬とスライドをバーコードで識別・管理しているので操作ミスも無くなりました 。

免疫組織化学検査は腫瘍の性状あるいは細胞の増殖能、細胞内成分の特定など病理検査における有用性は高まっており、目的とされる物質の性質を理解した上でのマーカーの選択と評価が必要となります。 また微妙な染色手法の相違から染色態度が異なる場合があることから、操作には十分な注意を要します。

ベンタナ EX 自動染色システムは操作が簡単で、しかも良好な染色結果が得られることから、染色実施者間での差が無く、検査の標準化が図れるものと思われます。

社会保険山梨病院 病理部 - イメージ

新潟市民病院 医療技術部病理検査科

新潟市民病院 医療技術部病理検査科 - 清野 俊秀

ご氏名:清野 俊秀

ご施設名:新潟市民病院

ご所属名:医療技術部病理検査科

施設紹介

当施設は信濃川の東側(新潟市紫竹山)に立地する自治体病院です。 714床の病床数を有する総合病院で、急性期を中心とする医療を提供しています。
病理検査部門は、常勤病理医 2名、検査技師 6名で、年間に組織診・細胞診それぞれ 6,500件、剖検 40件、特殊染色 1,500件、免疫染色 800件、ウイルス、抗酸菌、クラミジア・ナイセリア、造血器腫瘍関連 PCR検査 1,700件程の検査を行っています。 特に力を入れていることは、検査結果をなるべく早く報告することで迅速な病気の診断に貢献することです。

ベンタナシステム について

平成 16年 6月にベンタナ XTシステム ベンチマークLT を国内第 1号機として導入しました。 導入のきっかけは、実際に数ヶ月間機器を使用させていただいた経験から、薄切した切片をセットするだけで、脱パラフィンから抗原賦活化、後染色まで全自動で行える簡便さとDAB陽性所見とヘマトキシリン後染色のコントラストの良い染色性に驚き、免疫染色の標準化と効率化が図れると思ったこと、産休による検査員1名減による仕事量をカバーすることが可能と思われたことからです。

導入後は、抗原賦活化などの時間と手間のかかる手技から開放され、今まで1日に 1ラウンドしか行えなかった免疫染色が、2~3ラウンド行うことが出来るようになり、迅速な診断・結果報告に貢献しています。 さらに、遅延タイマーを使用することにより、夕方に切片をセットし、翌朝に染色を完了させることも可能であり、夕方に提出された急ぎのオーダーなどに対応できるようになりました。

その染色性についても、ベンタナオリジナルの抗体を使用したときはもちろん、他社の抗体でもほとんど条件の検討なしで十分満足できる結果が得られています。 試薬類はやや割高ですが、多くがキットとして供給され調整の手間もほとんどありません。 また、有効期限などの品質管理は『厳しすぎるくらい?』厳重になされています。

導入後のアフターフォローについても満足できるものです。 試してみたい抗体サンプルやソフトウエアーは適宜提供されます。 当院では、導入後、機器にいくつかの不具合がありました。 しかし、技術の方に1年以上にわたり定期的に足を運んでいただき改善されました。 改善のめどがつくまで、機器の突然の不具合により日々の仕事が滞らないようにと代替機を検査室内に常備していただくなど、その対応には十分満足しています。 また、突然の抗体ぎれで、急ぎの染色があるときなど、翌日の午前中には宅急便で抗体を届けていただき大変助かっています。
機器は価格的にも他社のものとあまり差はないと思います。 施設格差のない免疫染色結果の実現のためにも、簡便な操作性と良好な染色性を兼ね備えたベンタナの自動染色装置が、なるべく多数の施設に導入されることを期待しています。

免疫染色 染色例

免疫染色 染色例 - イメージ

金沢医科大学 病院病理部

社会保険山梨病院 病理部 - 桧山 美佐江

ご氏名:津幡 裕美

ご施設名:金沢医科大学

ご所属名:病院病理部

施設紹介

金沢医科大学は日本海側唯一の私立医科大学であり、大学病院は 30診療科、938床、外来患者数は年間 36万人余りです。 病理部スタッフは病態診断医学(臨床病理学)教授で病院病理部・中央臨床検査部の両部長である野島孝之先生をはじめ、臨床検査技師 10人(細胞検査士 5人)、受付事務員 1人が配属されています。 日常の診断業務については野島部長とともに病態診断医学の若手病理医 3人が頑張っており、病理解剖については腫瘍病理学(第 1病理学)、病理病態学 (第 2病理学)の支援協力を受けて業務を行っています。 日常業務や研究はもちろんですが、臨床研修医や学生の教育を熱心に行っています。 また、診療各科との CPCも頻繁に行っています。

ベンタナシステム について

免疫染色は PAP法、ABC法、S-AB 法、ENVISION法と、より簡便で染色時間を短縮できるよう変更してきました。 数年前に、染色性の統一と仕事の効率化を目的に「ベンタナ HX システム ベンチマーク」を導入しました。 ベンチマークで染色する場合、最初に抗体ごとにプロトコールを作成しておけば、後はバーコードを呼び出し、スライドに貼付するだけで染色ができます。 染色時間が短いため 1日 2~ 3回の染色が可能であり、タイマー機能の活用によって、夕方終業までにセットしておけば、翌朝に染色が完了しています。  1日の合計枚数として 50~60枚の染色を行っており、作業効率が高くなりました。 また,用手法と異なり、担当技師が代わっても、一定の染色性が得られます。病理部の仕事は手作業が多く経験が必要ですが、ベンチマークなら経験年数の短い人でも大丈夫です。

ベンチマークの試薬は安定しており、専用抗体の種類も増えました。 しかし、当施設では約 170種類の抗体を有し、オーダー回数の少ない抗体も多くあります。抗体は 50回用が最小単位なので、使用頻度が低い抗体は使い切る前に使用期限が切れてしまいます。 病理部門もコストを重視しなければいけませんから、もっと、小包装、低価格にしていただけると、さらに多くの施設でも導入できるようになると思います。

新しく抗体の種類を増やす際には、試薬のサンプルを多数用意してくれるので、購入前に染色性を試せますし、担当の方がときどき訪問してくださるので、いろいろ相談にのってもらえます。 ただし、機器自体は当初のものより改良されてきているものの、ベンチマーク納入後から現在まで多数の機器トラブルが起こっています。 すぐに技術サービスの方も来ていただけるので助かりますが、さらに改良が進み、いつも安定した運用ができることを期待しています。

金沢医科大学 病院病理部 - イメージ

四国がんセンター 病理科

四国がんセンター 病理科 - 寺本 典弘

ご氏名:寺本 典弘

ご施設名:四国がんセンター

ご所属名:病理科

施設紹介

愛媛県・松山市といえば、道後温泉、坊ちゃん、正岡子規が全国的に有名です。 それほど有名ではありませんが、松山市の市民が毎日見上げ、生活のよりどころとするのが松山城と近くの高島屋の屋上に立つ巨大観覧車くるりんです。 松山城への市民の視界を遮る高さの建物が禁じられた市街地の中央に聳える標高132mの勝山の頂上に立つ日本を代表する平山城・松山城と、市街地で唯一匹敵する高さを誇るくるりんは、それぞれ薄青い単色と極彩色に毎日ライトアップされ、如何に道に迷おうと市民を我が家に送り届ける大事なシンボルです。

四国がんセンターは松山城の麓、坊ちゃんにも出てくる堀之内の松山練兵場に、明治 22年陸軍病院として創立され、戦後国立松山病院として再スタートしました。昭和 54年から四国がんセンターとなり、今では中四最大のがん症例数を誇るがん専門病院です。 近年、老朽化が目立つため立て替えることになりました。 同地に新築したかったのですが、松山ではシンボルである松山城への視界を遮る高い建物を建てることが禁じられているため、平成 18年 4月から松山の郊外に移転し、新病院を開院しました。 何十年もかけて増設された迷路のような旧病院は、約 150億円をかけて、 PET-CT などの最新の設備を備えたピカピカの 8階建てに生まれ変わりました。 病床数は 360床から 405床に増加しました。

四国がんセンター病理科は専任病理医 2人、愛媛大学からの診療援助病理医1人と臨床検査技師 5人(内細胞検査士 2人)と病理事務 1人のスタッフで運営しています。 新病院では病理組織検査は約 8,000件、細胞診は約 11,000件程度になると思われます。 がん専門病院ですので一般病院より悪性腫瘍が占める割合と手術症例の占める割合が高くなっています。 また紹介患者が多く、持参標本の検鏡は約 350件(平成 17年度)ありました。

当院病理科のモットーは、病理医間の完全ダブルチェック、マッピング、 UICC と規約によるステージングの記載です。 10年以上の経験を持つ病理専門医同士の完全ダブルチェックを行っている病理科は国内ではそう多くないと思います。

論文

  • Teramoto N, Nishimura R, Saeki T, Nogawa T, Hiura M. Adenoid basal carcinoma of the uterine cervix: report of two cases with reference to adenosquamous carcinoma. Pathol Int. 2005 Jul;55(7):445-52.
  • Jin Z, Teramoto N, Hayashi K, Liu YX, Jin G, Oka T, Takahashi K, Yoshino T, Akagi T. CD40 ligand stimulation inhibits the proliferation of mantle cell lymphoma lines. Anticancer Res. 2004 Mar-Apr;24(2B):691-7.
  • Kassis J, Maeda A, Teramoto N, Takada K, Wu C, Klein G, Wells A. EBV-expressing AGS gastric carcinoma cell sublines present increased motility and invasiveness. Int J Cancer. 2002 Jun 10;99(5):644-51.
  • Teramoto N, Maeda A, Kobayashi K, Hayashi K, Oka T, Takahashi K, Takada K, Klein G, Akagi T"Epstein-Barr virus infection to Epstein-Barr virus-negative nasopharyngeal carcinoma cell line TW03 enhances its tumorigenicity." Lab Invest 2000, 80, 303-12
  • Teramoto N, Szekely L, Pokrovskaja K, Hu LF, Yoshino T, Akagi T, Klein G "Simultaneous detection of two independent antigens by double staining with two mouse monoclonal antibodies." J Virol Methods 1998, 73, 89-97
  • 子宮頸部絨毛腺管状乳頭腺癌 ( VGA ) の病理診断に関する検討寺本典弘 , 西村理恵子 , 大下孝史 , 横山隆 , 野河孝充 , 日浦昌道日本婦人科腫瘍学会雑誌 ( 1347-8559 ) 23 巻 2 号 Page256-262

ベンタナシステム について

ベンタナベンチマークはほぼ毎日フル稼働状態です。 主な使用目的は、年間 400例近い乳癌症例に対する HER2, ER, PgR 、手術症例・ EMR 症例のリンパ管侵襲の検索 ( D2-40 ) 、悪性腫瘍と良性腫瘍の鑑別 ( p53 や Ki67, p63+34 β E12 など )、悪性リンパ腫の subtyping、悪性腫瘍亜分類( serous carcinoma vs endometrioid adenocarcinoma、腺癌 vs 中皮腫など)、原発不明癌の原発巣推定、 EBER ISH など多枝に渡ります。

ベンチマーク導入以前は検査技師と病理医が手作業で免疫染色を行っていましたが、人的な問題で週に二回しか行えませんでした。 件数が多い場合は積み残しがでたり、染色を行う症例や抗体数を減らす必要がありました。 また、手染めのため染色結果がなかなか安定しないという問題がありました。 それらの問題はベンチマーク導入で全て解決されました。 ベンチマークの利点は、簡便性・迅速性・安定性です。 時間と競争しながら少人数の技師で標本作製を行っている地方のがん専門病院では、操作が簡単で、脱パラ・前処置・後染色を全自動で行ってくれるベンチマークは病理検査室機能維持のキーパーツとなっています。 コントロールソフトも、米国製らしく直感的な操作性を有しています。 メインテナンスの点においては、何か月かに 1度は minor trouble がありますが、すぐに点検修理に応じてくれるので今のところ問題を感じません。

ベンチマークの問題点はコストが高いことです。 結果の信頼性を高める目的は理解できますが、消耗品の有効期限がバーコードで管理されているのでごまかしもきかず、使用回数が少ない染色項目では期限内にキットを消費しきれずコストがさらに高くなってしまうケースもでてきます。 それでも使用するメリットの方が大きいので使用しているわけですが、アメリカと違い、日本の病理の収益性では採算が難しい項目があるので、値段や有効期限などについては、国別の事情に合わせた消耗品の商品構成をお願いしたいと思います。

四国がんセンター 病理科 - イメージ

国家公務員共済組合連合会 虎の門病院  病理部

国家公務員共済組合連合会 虎の門病院  病理部 - 大橋 健一

ご氏名:大橋 健一 (写真)、矢野 哲也

ご施設名:国家公務員共済組合連合会 虎の門病院

ご所属名:病理部

施設紹介

当院は地下鉄銀座線虎ノ門駅、霞ヶ関の官庁街に接するようにあり、虎ノ門本院(900床)、分院(川崎、300床)、さいたま診療所(さいたま新都心)と複数の施設からなる総合病院です。 本院は主に急性期疾患、分院では主に慢性期疾患を扱い、互いに密接に連携して業務を行っております。 病理部は本院にあり、常勤病理医 7人、非常勤病理医 5人、臨床検査技師 20人(組織検査 9人,細胞診 5人,遺伝子染色体検査 4人,電子顕微鏡 1人)おり、専門性の高い組織診断が行われています。 検体数は年間約 15,000件(組織診)、約 16,000件(細胞診)あり、免疫染色では年間約 5,000枚染色しており、そのうち特に多いのは下垂体腺腫、悪性リンパ腫の診断に関する染色です。

ベンタナシステム について

病理部では、人員の効率化、安定した染色性を目指し 2001年 9月より HX ‐ベンチマークを導入しました。 当初自動化に対する戸惑いはあったものの、用手法と比較した際の染色性の良さ(特に熱処理による抗原賦活化を必要とする抗体)、染色操作の効率化には驚いた記憶があります。 現在、病理部では迅速包埋装置を 2004年 9月より導入し、診断所要日数の短縮化を目指しておりますが、ベンタナ自動染色システムは、その効率性、迅速性において欠かせないものとなっています。 1日に2台のモジュールを使用し2~3回の染色を行い、オーダーから標本までの時間を大幅に短縮し、また染色担当者は自動化により空いた時間を薄切、包埋等の他のパートを手伝うことで組織全体の効率化に貢献しています。 現在、 Ultra-ViewDAB キットの導入を検討しており、更なる染色性や迅速性向上が期待されます。 他社と比較してランニングコストが高いという欠点はありますが、病理検査における迅速性や効率性への貢献ということでは、非常に優れた自動染色機だと考えています。

免疫染色 染色例

免疫染色 染色例 - イメージ

茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター 病理部

茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター 病理部 - 阿部 香織

ご氏名:阿部 香織

ご施設名:茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター

ご所属名:病理部

施設紹介

当院は茨城県の中央の笠間市(旧友部町)に位置し、診療科目 19科、病床数500床(一般375、がん100、結核25床)を構え、公的医療機関でなければ対応が困難な高度.特殊医療の提供や災害時医療、教育・研修および公衆衛生に協力する機能を担うとともに、地域の一般医療を補完する役割を果たしております。 また、これら旧来の一般病院としての機能と共に、茨城県におけるがん臨床専門病院として、4ヶ所の地域がんセンター病院機構の一端を担い、そのセンター病院として位置づけられています。

病理部 (病理診断部、臨床検査科病理)は、現在、常勤病理医2名、非常勤病理医5名、臨床検査技師6名(うち細胞検査士2名)、受付事務スタッフ1名で、年間病理組織検査約5,300件、細胞診検査約7,100件、術中迅速診断検査約280件ほか、術中の臓器写真撮影などにも対応し、病理解剖も365日対応しています。

免疫組織学的検査は月平均 150枚ほどの染色を行っており、年々その数を増してきています(2005年度実績)。 ベンタナの自動免疫染色装置の導入後は更なる増加が予想されます。

ベンタナシステム について

約半年、他社製品を含めた試用期間を経て、 2006年9月より導入しました。 導入以前は用手法で湿潤箱を重ねて1枚1枚発色...という一人の技師がつきっきりの作業でした。 業務都合により毎日行うことができなかったので数日分まとめて行っていたため、何十枚ものスライドを1枚1枚染めていました。 他社との比較検討の結果、同社に決まった最大の理由は、完全な自動化が可能で安定した染色態度が得られることでした。 脱パラから抗原賦活化、酵素処理、DAB発色、核染色に至るまで毎回同じ条件で染色が行え、スライドをセットしてからは全く手が掛からないので、今まで用手法で要していた時間を、そのまま他の業務にまわせるようになりました。 また、1日に2~3サイクルの染色が可能なので、仕上がりも早くなり、結果報告までの時間も短縮され、患者様へのサービス向上にも一役かっています。 また、以前は少しでも染色条件を同じにするためにも一人の技師が免疫染色を担当していたので、その技師が当直明けなどで休みのときは免疫染色ができないという状態でした。 しかし、本システム導入後は誰が染色を行っても同様の染色条件で行えるので、今後、精度管理の面でも重要な役割を担っていくと思われます。 また、アフターフォローも万全で、対応も素早いのでとても満足しています。 また、機器に関しても操作は簡便であり、細かいプロトコールの作成も可能であるので染色性の検討も納得のいくまで追及できます。

一方、特殊染色の SSシステムも導入したので、手間の掛かるマッソントリクローム染色、ワルチンスターリー染色なども免疫染色同様、誰が行っても再現性良く、同じ染色態度が得られます。

試薬等についても様々な検出キットがあるので、 in sit hybridizaionと免疫染色の2重染色も簡単な操作で可能ですが、試薬類の期限等の管理が徹底している分、使い切らずに期限切れになってしまう時があるので、回数の少ないバージョンなども考えていただけるとありがたいです。

今後、検討項目として術中迅速診断検査への免疫染色の応用を考えております。 また、これら日常の業務を発展させるための研究として、種々の悪性腫瘍における COX-2、VEGF、Laminin-5γ2 chainの発現を免疫組織学的あるいはISH法で行っており、その結果は通常の業務共々満足するものになっています。

以上、がんセンター機能を併存した、北関東の地方一公立病院でありますが、病理部一同、全国の病理・細胞診部門のレベルアップに努力している次第です。

染色例

染色例 - イメージ

ベンタナ XTシステム ベンチマークの製品情報へ

製品リスト検索

お客様の声

関連情報

TD事業部お問い合わせ

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社TD事業部
〒105-0014 東京都港区芝2-6-1

  • 電話03-5443-6670(代表)
  • 0120-868-555(カスタマーサポートセンター)
  • FAX03-5443-7120(代表)
  • 0120-822-770(カスタマーサポートセンター)

受付時間:月曜日から金曜日(祝祭日、年末年始を除く)9時00分から18時00分まで

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

〒105-0014 東京都港区芝2-6-1